再びCatneur製作 [自作エフェクター]
また知り合いに頼まれたのでCatneurを2台製作しました。
今回は、桜屋電機で塗装済ケースを購入しましたので、ケース加工は穴開け、印刷、クリア塗装だけになります。
未塗装ケースが690円、塗装済みが通常1180円・・・メタルプライマー・プラサフ・スプレー代でその差分くらいかかりますし、手間を考えると塗装済みがいいですね・・・
色はCANDY GOLDとCANDY COPPERで、処分品を800~850円で安く入手しました。
(全ての画像はクリックすると拡大します。)
まず穴位置決めですが、未塗装ケースは直接ケースに鉛筆・マジックで書いていたのですが、塗装済みの場合は直接書けないので、紙を貼って穴位置を書きます。
次に7mm、9mmのドリルで穴を拡げます。
電動ドライバーは7mmまでしか挟めないので、9mm穴を開けるときは10mmまで挟めるアダプターを使用します。
フットスイッチは12mm穴なので、リーマーで穴を拡げます。
最後にジャック、スイッチを取り付けて確認します。
次に印刷です。
ゴールドは茶、ブロンズは赤のアクリルガッシュで印刷しました。
基板作成です。
まず、背の低い抵抗、ICソケット、ダイオードを半田付けします。
LEDの配線をします。青LEDのアノード側に1kΩ抵抗と5Vツェナー(逆向き)を配線します。
カソード側は線を配線して、アノード側に接触しないように絶縁チューブを付けます。
次にケースへの仮配線をします。
いきなり塗装済ケースに配線すると傷を付けるかもしれないので、未塗装のケースに配線します。
まずジャック類の配線です。
ジャックは熱が逃げやすいので40~60Wの半田ごてを使用します。
LEDと3PDTスイッチ、DCジャックを配線します。(これ以降は23Wの半田ごてを使用します。)
3PDTスイッチには抵抗を直接配線します。
Potの位置を考えて基板に配線します。
Pot裏面は絶縁シートを貼ります。
塗装済ケースに組み込みます。
底板にも絶縁クッションを貼って、シリアルナンバーを書き込んで
底板を取り付けて、完成です。
ブロンズケースのほうは赤いツマミにしてみました。
今までCatneurに使用していたゲルマニウムダイオードは、JRC製の1N34A(黒い印刷)だったのですが、
今回、日立製の1N34A(赤い印刷)を使ってみることにしました。
ぱっと聞いてみたところでは同じ音だと感じましたが、いつもチェックしてもらっているギタリストに比較をお願いして、切り替えるかどうか決めたいと思います。