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抵当権抹消登記をやってみた [その他]

エフェクター、楽器と全然関係ない話です。
今回、抵当権抹消登記を自分でやってみたので、ちょっとお話ししたいと思います。

4月末に早期退職したのですが、その退職金・加算金でマンションローンの一括返済を行いました。
借りるときは全て銀行等で手続きしていただいたのですが、返済後は、送られてきた書類に「司法書士さんにお願いするor自分でやるかを記載して書類を返送してください。」となっていて、自分でやる選択肢がある事を知りました。

さっそく検索してみると、情報はありそうです。
求職中で時間はあるし、初めての経験なので以下のページを参考にしながら自分でやってみる事にしました。
抵当権抹消登記を自分でしました!
抵当権抹消を自分でする方法

私の場合、抵当権が公庫、年金、銀行の3つも設定されていましたので、3部作成します。
必要書類は銀行等から送られてくる以下4つの書類と
 1)登記済証 登記識別情報
 2)登記原因証明情報 弁済証書
 3)資格証明書 登記事項証明書 代表者事項証明書 現在事項一部証明書
 4)代理権限証明情報 委任状
自分で作成する以下2つになります。
 5)抵当権抹消登記申請書 私の場合はマンションなので、敷地権付区分建物になります。
 6)登録免許税貼用台紙 白紙A4用紙1枚

記載が必要なのは4)と5)で、4)は委任される人の名前を書く空き欄に、住所と名前を記載しておきます。
5)は以下ページの
新不動産登記法の施行に伴う登記申請書等の様式について(お知らせ)
13.抵当権抹消登記申請書の、敷地権付き区分建物のテンプレートをダウンロードして必要事項を記載します。
内容は登記識別情報に書かれている通りに記載します。

(テンプレートで上の方が5cmくらい空いていますがそのままにします。後で法務局がハンコを押す場所です)
登 記 申 請 書
登記の目的 1番抵当権抹消  →抵当権1番、2番・・・
抹消する登記 平成XX年X月X日受付第XXXX号抵当権
 →抵当権が設定された日時と各抵当権の番号を記載
原   因 平成27年5月XX日弁済
 →弁済証書の日付と合わせる。証書に解除と書かれていたら弁済ではなく解除と書く
権 利 者 横浜市XX区XX一丁目XX番XX-XXX号  →住所を書く
X X X X  →権利者の名前、自分
義 務 者 東京都XX区XX一丁目X番XX号
XXX保証株式会社  →抵当権を設定している会社、団体名
代表取締役 XX XX  →委任状に記載されている代表者の役職と名前
添付情報
登記識別情報又は登記済証
登記原因証明情報
資格証明情報
代理権限証明情報
平成27年6月XX日申請 横 浜 地 方 法 務 局 神奈川出張所
申請人兼義務者代理人 横浜市XX区XX一丁目XX番XX-XXX号
X X X X  印
連絡先の電話番号 XXX-XXX-XXXX
登録免許税 金2,000円
不動産の表示
  不動産番号 XXXXXXXXXXXXX  →番号が分かれば書く
一棟の建物の表示
所   在 横浜市XX区XX一丁目XX番地XX  →住所ではなく地番を書く
建物の名称 XXXマンション
専用部分の建物の表示
家屋番号 XX一丁目XX番XXのXXX  →地番のマンション家屋番号
建物の番号 XXX号
種   類 居 宅
構   造 鉄骨鉄筋コンクリート造1階建
 →登記識別情報の通りに書く・・1階建てって[exclamation&question]
床 面 積 X階部分 XX・XX平方メートル
(順位番号 1番)  →抵当番号と合わせる
敷地権の表示
所在及び地番 横浜市XX区XX一丁目XX番XX  →住所ではなく地番
地   目 宅 地
地積 XXX・XX平方メートル
敷地権の種類 所 有 権
敷地権の割合 XXXXXX分のXXXX

さて、書類が出来ましたら、印鑑(私は実印を持っていきましたが、認印でもいいようです)を持って、法務局に行きます。
私の場合、所轄法務局は京急子安にある横浜地方法務局 神奈川出張所になります。
まず、3階の登記相談の待ち番号を取って順番を待ちます・・・待ちゼロでしたので、すぐ呼ばれました[わーい(嬉しい顔)]
相談窓口で書類を出すと、いくつか記載間違い指摘がありましたので、一旦窓口を離れて書類を修正し、再度相談窓口で確認してもらいました。
全てOKとなりましたら、ココに署名、ココに割印、という指示に従って、ポンポン判子を押して、書類作成完了です。
2階に降りて2,000円の印紙を3枚購入して各用紙に貼り付け、3階の申請窓口に全ての書類を提出して、申請完了です。登記完了は3日後で、郵送にしますか?来ますか?と聞かれたので、来ますと答えて1日目の手続きは完了となりました。

3日後に、事前に受け取った用紙と申請に使用した印鑑を持って、再度法務局に行きました。
窓口で用紙を提出すると登記完了証を1件につき各2枚と、それぞれの提出書類のうち登記済証と登記事項証明書(銀行等への返信用封筒を付けたまま提出していましたが、そのまま返ってきました)を受け取り、登記完了です。
念のために全部事項証明書を取得(600円)して、全ての抵当権が抹消されていることを確認しました。

3件の抵当権抹消で6600円、電車代を入れても7000円ちょっとでした。安く済んだのはいいことですが、それよりも法務局に行くという初めての経験が良かったです。こういうタイミングでないと一生行かなかったはずですから・・・
ただ、金融機関から交付される書類の有効期間が3ヶ月だったりしますので、忙しい方は司法書士さんにお任せするのがいいと思います。


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